遊雪広場 in 北大 2018

「遊雪広場 in 北大 2018」の報告

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 NPO法人雪氷ネットワークによる平成29年度の活動の一環として、子供たちを対象に、北大遠友学舎の屋内と屋外を使い、平成30年1月28日「遊雪広場in北大2018」を開催致しました。
  開催当日は幸い風もなく穏やかな天候に恵まれ、およそ80名の参加者を迎えて、無事終えることができました。 屋外ではNPO会員が考案した、雪を使った独創的な遊びを指導する一方、積雪を構成している雪粒のルーペによる観察や1mほど積もっていた積雪を掘って、垂直に整形した雪の壁(積雪の断面)による積雪の層構造の展示や雪崩に埋まった人を探すビーコンの使い方などを学びました。屋内では雪を使った実験や魅力的な湖氷の写真の展示、今年 (H30) 帰国した南極観測隊員によって南極の自然や越冬生活や観測の様子などのお話しをしました。
 雪を使った様々な遊びは、子供達を夢中にさせ、時間を忘れて生き生きと遊んでいたのは感動的でした。屋内の実験や展示、お話は子供達の知的好奇心を大いに刺激したことでしょう。参加者一人一人には、今回のイベントが長く思い出に残るようにと、会員の一人が大雪山の旭岳温泉を舞台に、長年にわたって撮影した雪結晶の顕微鏡写真(13枚1組)の絵はがきと、降雪や雪粒を観察するのに便利な「雪観察プレート」を無償配布しました。
 今回のイベントに参加した子供たちが、雪の楽しさや雪には沢山の不思議があることを心に留め、毎冬身近にある雪に親しみを持って見るようになり、冬の子供の遊びに雪と遊ぶ文化が根付くことを期待しています。

雪かきバスケット

雪かきバスケット

型枠を使った雪の動物の造形

型枠を使った雪の動物の造形

屋外の雪遊び、雪の造形、雪結晶の観察

簡易イグルー(雪洞)内でスノーランタンの点灯

なだれで埋まった宝をビーコンで探し出す

雪で発電

南極観測隊のお話

 

ピサの斜塔

 

手づくり装置で雪の粒子の観察

簡易イグルーづくり