第3回道路雪氷勉強会

第3回道路雪氷勉強会の開催について

 道路雪氷広場では、道路雪氷対策技術の研究者・技術者の資質向上や後継者の育成を目的に勉強会を開催しています。第3回道路雪氷勉強会では吹雪対策の輪読方式のゼミを企画しました。

 ゼミの教材として取りあげるのは、Ronald D. Tabler (2003)著の”Controlling Blowing and Drifting Snow with Snow Fences and Road Design” です。Tabler博士は、国際的にも知られた吹雪対策の研究者で、文部省の招聘研究員として昭和55年から56年にかけて北海道開発局土木試験所に滞在し、多くの講演や精力的な研究情報交換を通じて日本の吹雪対策にも大きな影響を与えました。このレポートは、全米協力研究プロジェクト(NCHRP:The National Cooperative Highway Research Program)のもとでTabler博士が執筆したもので、道路の吹雪対策に関する、基礎から応用まで広く記載されております。北米の吹雪対策のガイドラインとなっており、我が国の吹雪対策研究者・技術者にとっても参考になるところが多いと考えて教材にしました。

今回は初回ということもあり、ワイオミングや北海道でTabler博士と共に吹雪の現地観測や講演活動をした竹内博士(NPO法人雪氷ネットワーク)をお招きして、Tabler博士の業績の紹介をいただいた後、上記のレポートのゼミの進め方について、議論したいと思います。 

開催要項

■講演
「タブラー博士と州際道路80号ワイオミングにおける吹雪対策」
NPO法人雪氷ネットワーク 竹内政夫

タブラー博士と日本との関わりおよびI-80号やアラスカの吹雪対策の成功例を、
氏の作成したスライドショウを中心に紹介する。

日時 平成22年4月26日(月) 15:00~17:00
場所 寒地土木研究所 2階 会議室
開催機関
主催:道路雪氷広場(事務局:NPO法人雪氷ネットワーク)
共催:(独)土木研究所寒地土木研究所
申込方法:氏名、所属、メールアドレスを記載の上、下記宛に
eメールでお申込ください。
      寒地土木研究所 伊東 yasu-ito@ceri.go.jp
申込〆切:平成22年4月21日(水)
定員:20名(先着順) 
※講演の後のゼミの進め方の議論のため、参加者は、各自「http://www.transportation.org/sites/sicop/docs/Tabler.pdf」よりレポートをダウンロードして持参下さい。

■講師(竹内政夫)略歴
1941年4月 弘前市生まれ
1966年3月 北海道大学理学研究科(地球物理学科専攻)修了
1966年4月 北海道大学低温科学研究所助手
1966年9月 北海道開発局土木試験所応用理化学研究室
1977年6月 日本雪氷学会平田賞受賞
1978年4月 科学技術庁研究功績者賞受賞
1979年6月 理学博士(北海道大学)「吹雪時の視程に関する研究」
1979年7月 アメリカ合衆国ロッキー山系森林研究所客員研究員
1988年4月 開発土木研究所 防災雪氷研究室 室長
1989年11月 同上 道路部長
1993年1月 冬期道路管理に関する国際ワークショップ主催
1993年6月 開発土木研究所 退官
1993年8月 日本気象協会 参与 技師長
2001年11月 雪研スノーイーターズ 代表取締役社長
2002年10月 日本雪氷学会功績賞受賞
2007年11月 雪氷ネットワーク 理事