今年の暑さの特徴は?

石本敬志

 暑さ寒さも彼岸まで、とは今年も含め、そうではない年が増えている気がします。それ以外にも幾つか知りたい事があり、覚えていられないのでメモをしました。皆さんからのコメントをよろしくお願い致します。

1)暑さの地域差の時代的な変遷? 南北差、標高差など。直感的にはこれまで寒かったところが、より暑くなっている気がする。

2)深海まで垂直拡散が進み、海水表面だけでなく温暖化が後戻りできない段階まで進んでいるのではないか? その結果、海底のメタンハイドレートの融解など、二酸化炭素より温暖化を促進するメタンガスなどの大規模排出による大気温暖化の速度促進の危険がないのか、気になる。

3)NHK の報道では、名大・横浜国大の坪木さんが「大気の川」との表現で、大規模な水蒸気の流れが、今年の九州地区の記録的大雨をもたらしたと解説していた。九州だけでなく、線状降水帯のように北海道でもいずれ影響を受けそうで、都市内排水、洪水対策など事前準備が必要ではないか。

4)9 月に入っても、日本近海の高い海水温で熱帯低気圧が台風になり、静岡県牧之原市で竜巻が発生、大型トレーラーを横転させた他、車まで巻き上げた。コンクリート電柱が30~40 本倒れ、広域停電が半日以上続いた。

 いずれNHK が特集番組で、専門家の解説を分かり易く報道してくれそうですが、都市内排水基準や、大規模河川の計画洪水量に対応する堤防やダム建設には十年・二十年単位の長期計画が必要であり、のんびりしてはいられないはずです。道路冠水もあり、河川分野だけの課題ではないと思います。

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